建築会社の未来について思いを馳せるとき、私たちの生業である解体、土工、そしてとび職という三つの職種がどのようにその役割を進化させていくのか、非常に興味深く考えています。

 

まず、解体の仕事についてですが、これは一つの建物がその役割を終える瞬間に立ち会うものです。しかしながら、それは単なる終わりの物語ではありません。解体という行為は、その場所に新しい可能性を開くための行為でもあります。建物を壊すことによって、新たな夢や希望が芽吹くのです。その中で働く人々は、ただ壊すだけでなく、未来へ向かう道を創造しています。そうした作業を通じて、人の絆が生まれ、深められていくのです。

 

続いて、土工の仕事についてですが、これは土地を掘り、地盤を整えるという地道な作業です。しかし、それは単なる労働ではなく、何か新しいものが始まる瞬間を創造しているのです。そこでは、汗を流しながら一緒に働く人々が、同じ場所を共有し、心を一つにします。土地と人とを結びつける、非常に尊い仕事です。

 

そして、とび職の方々は、足場の上で高い場所での作業を担当します。それは信頼と責任の象徴です。互いに支え合い、安全に作業ができるよう足場を組み上げることは、建物を支えるだけでなく、人の命を預かることでもあります。その高所で肩を並べることで、強い仲間意識が生まれます。

 

これらの職種は、表面上は異なる役割を担っていますが、全てが人と人とをつなぐという共通の役割を持っています。時代が移り変わっても、この仕事は進化し続けるでしょう。しかし、人々の心を繋ぐというその本質は、決して変わることはありません。それが、この私たち株式会社吏央建築が描く未来のビジョンです。どんな時代であっても、ここに集う人々が、新しい夢を紡ぎ続けていくのです。